若手社員お悩み相談所 第20回
先週は、最近職場のいじめが深刻化しているというお話でした。あぁヤだヤだ。でも…、職場での「いじめ」ってどんな感じのものなんですか?
テレビでオンエアされていた再現シーンでの職場のいじめは、無視する、情報を与えないといったものでしたね。
無視されるとコミュニケーションが成り立たないですし、情報を与えてもらえなければ、業務遂行上重大な問題を引き起こすことが考えられます。
現にテレビでも、情報が与えられないことにより得意先の不興を買ってしまったというナレーションが流れていました。
うわぁ、ぞっとしますね…。
いずれも仕事に支障をきたすいじめですから、プロとして給料を貰っているビジネスマンとしてはあるまじき行為です。
『あなたたちのいじめは、業務に支障をきたすものだ』という点を突いていかなければなりません。
ひとりで何人ものいじめ相手に立ち向かうのもしんどいですね…。
それはねぇ、憂鬱になります…。
しかし、無抵抗主義でいればいじめが立ち去るということであればまだしも、そうでなければ、ここはやはりしっかりとプロの仕事師としての反論を試みる場面ではないでしょうか。
でも…一体どういう理由で、こうした職場のいじめが起こってしまうのでしょうね?
それはいじめをする本人に聞いてみないとわかりません。仕事の仕方が気に入らないとか、口のきき方が悪いとか、決定的に傷つけられるような言葉を言われたとか…。
それは色々な理由や言い分があるのでしょう。さしたる理由はない…なんてことも、なきにしもあらずです。
まぁどんな理由があったにしても、会社にとっては非生産的な行為です。経営者としては、こんな無駄なことにエネルギーを使って欲しくありません。
小言社長は常日頃から『私はどんな問題にも首を突っ込むぞ』と宣言されていますが…。我がデジセン商事では、いじめの問題はどうなのでしょうか…?
業務に重大な支障をきたす問題は生じていないと思いますが、表面化しない小さな問題は色々あると思います。
しかし、それはやむを得ないですよ。人間が集まって仕事をしているのですからね。
ただ、こういったいじめのような人間関係の問題は、放置しておくと大変な労働力が削減されてしまいます。これは経営者にとって重大な問題です。私はいじめ問題、人間関係の問題を深刻なものとして捉えているので、これに首を突っ込むことは社長の重要な仕事のひとつだと思っています。
ふわ~、社長という仕事は大変なんですね~。
大変です。万が一会社が倒産するようなことがあったら、それこそ首吊りものですからね。そりゃもう必死ですよ。
ただ、経営者がこういった人間関係の問題にまで首を突っ込むというのは、あまり好ましいことではないというのがビジネスの世界では常識です。
内心忸怩たる思いはありますが、面子とかプライドとか言っていられませんからね。私は実を取りたいと思っているのです。
ビジネス誌上での大企業の社長さんは『我が社のビジョンは…』とか『明日を担う○○株式会社…』とか、華麗な言葉が多いですけどね。
私もカッコいいせりふのひとつでも言えばいいのでしょうが、これも性分でしょうか。問題は放っておけないのです。
目に見えた問題を放っておくと、あとで痛い目にあいます。過去に何回も痛い目にあいました。
それだったら、早いうちに問題に首を突っ込んでおいた方が傷は浅いという考えになったのです。
私たちにとっては、社長に何でも首を突っ込んでもらった方が助かりますけどね~。
そうですか。
そう言ってもらえれば少しは気が楽になります。
何せ世間ではこんな自分は『社員に仕事を任せられない社長』と言われているそうですから。
そんなことないですよ。一部にはそういう言い方をする人もいるかもしれませんが。
ありがとう。
『問題を片づければ仕事はうまくいく』という信念で、また明日からぐんぐんどんな問題にも首を突っ込んでいきます。
あはは、お待ちしておりま~す。
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