小言社長のビジネス談義小言社長のビジネス談義

思い立ったが吉日

何かをしようと思い立ったら、すぐに始めるのがよいという教え。「吉日」は、暦で事を行うのに縁起がよいとする日。暦を見て吉日を選んでいたりすると時期を失するから、思い立った日と吉日として事を行えということ。

(創拓社『文芸作品例解 故事ことわざ活用辞典』より引用)

思い立ったが吉日

「隗(かい)より始めよ」も同じような格言ですよね。何事も手近なところから片づけていくのがよい、という意味です。

社会人として常に心がけて欲しい教訓だと思います。

今日やれること、今日やらないといけないことを、必ず今日中に片づける。これが、「できる人」の仕事の進め方ですよ。

え~! 明日やってもいい仕事なら、明日に回したっていいじゃないですか~。

今日できることを明日に回して、明日急な仕事が入ったらどうします? その次の日も、さらにその次の日も急な仕事が入ったら…。

結局あと回しにした仕事がさらにあと回しにされ、いつまでたっても片づかないままです。

仕事のできる人は、不測の事態に動けるよう、いつでも最善の準備をしているものなんですよ。

そう言われると、確かにそうですけど…。

それに、仕事のできる人は、仕事が入ってきた時点ですぐにその仕事の優先順位を決め、それを片づけるための算段を立てます。

自分以外の人に任せる仕事ならすぐに指示を出しますし、自分が片づける仕事なら優先順位に沿って確実に片づけていくでしょう。

逆に仕事のできない人は、上記の判断がすぐにできないことが多いのです。どうしよう、どうしようと、まず考え込んでしまう。

考えて、判断できないから「あとで考えよう」とあと回しにしてしまうんですね。

あ~…。それ、すっごく身に覚えがあります。「まぁいいや、あとで考えよ~」なんてどんどん仕事をあと回しにして、最終的には仕事そのものの存在を忘れちゃうんですよね。よく怒られます~。

おいおい、最悪のパターンじゃないか。

あ、でももっと最悪なのが、「覚えてましたよ、やろうと思ってたところですよ」なんて言い訳をする奴な。仕事をあと回しにして、結果片づいていない仕事について指摘されたにもかかわらず、自分の非を認めない。これは最低。この言い訳を使う奴は大概仕事もできないから、自分の周りで観察してみるといいよ。

あはは…。それは確かにイラッとくるな~。でも仕事のできるできないって、その人の能力にもかかわってくるじゃないですか。できないものはできない、そんなときだってあるんじゃないですか~?

自分にできるかできないかの判断と、自分ができないときの仕事を片づけるための算段を素早く行えることも、仕事ができる人の条件です。

いくら仕事ができるとはいえ、すべての仕事を1人で片づけられるわけありませんからね。

いかに早く、仕事を片づけるための方法、そしてそのためにどう動けばよいかを考えることが大切なのではないでしょうか。

わからなければ人に聞く、って手もあるし。自分だけでウンウン唸ってる暇があるなら、できることからどんどん始めていかないと、ってことだな!

よ~し、思い立ったが吉日! 早速今日から「できる人」の仕事の仕方を実践するぞ~!

今回のまとめ!!

今日やれることは今日やろう! それが、できるビジネスマン!!

今回のまとめ!!

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