小言社長のビジネス談義小言社長のビジネス談義

喉元過ぎれば熱さを忘れる

熱い飲み物や食べ物も、熱いと思うのは飲み込むまでで、喉を過ぎれば感じなくなることから、どんなに苦しいことでも、過ぎてしまえば忘れてしまうものだというたとえ。苦しいときに人から受けた恩も、時がたてば忘れ去ってしまうことのたとえにも用いる。

(創拓社『文芸作品例解 故事ことわざ活用辞典』より引用)

喉元過ぎれば熱さを忘れる

これはよく親にも言われたなぁ。「あんたは、喉元過ぎればす~ぐ熱さを忘れちゃうんだから!」って。けど、これって人間の真理なんじゃないですか? 熱さも痛みも、時がたてば忘れちゃうもんですよぉ。

確かに、人間とはそういうものかもしれません。

けれど、ビジネスの世界で同じ間違いを繰り返す人は大馬鹿者と言われても仕方ありません。味わった失敗や痛みから何も学ばない、学習能力のない人と思われてしまいますからね。

仕事上の失敗はイコール会社の損失です。何度も損失ばかりを繰り返す社員の価値は推して知るべし…ですよねぇ。

うっ…それを言われると…。

けど、同じ失敗をしている奴って、大概いつまでたっても同じ失敗ばっかりしてるよな~。あれはきっと、痛みにも鈍感になっちゃってるんだと思うよ。

そうですね。

失敗しても、なんだかんだとやり過ごすことができるようになってしまうと、人はどんどん痛みにも鈍感になっていくのだと思います。

そうなるともう、自分で危機感をもって「同じ失敗をしないためにはどうすればいいか」なんて考えることはないでしょうね。

う~ん。そうならないためには、失敗したらすぐに「次に同じ失敗をしないためにどうすればいいのか」という具体的な対策を講じて、それを実践すること…ですか?

その通り!

具体的な対策を講じること、それを実践し続けることが大事です。

そして、もうひとつ。失敗を痛みと感じる素直な心を持つことも大事だと言えるでしょう。

え…? どういうことですか…?

同じ間違いを繰り返す人の中には、「自分がこんな間違いをするわけがない。今回はたまたまだ」とか「これは凡ミスだ」などの言い訳をする人が多いように感じます。

自分のミスに対して真摯に向き合っていない人が多いんですね。

これは、『喉元過ぎれば~』以前の問題です。自分のミスをまず痛みだと感じる心がないと、それを改善なんてできるわけがないですから。

なるほどね~。そりゃそうだわ。まず失敗を痛みと感じて、それから同じ失敗を繰り返さない方法を考えないと、一人前のビジネスマンとして胸を張れないよね!

今回のまとめ!!

仕事の失敗、痛みだけは忘れちゃいけないビジネスマン!

今回のまとめ!!

デジセン商事のビジネスマナー学習書籍・DVD 好評発売中!

Copyright © DIGITAL SENSE CO., LTD. All Rights Reserved.

PAGE TOP