第三者のほうが、当事者より物事の是非や利害得失が正確に判断できることのたとえ。囲碁から出たことばで、「傍目」は、傍で見ている人、「岡目」とも書く。「八目」は、八目も先の手順を見通すの意で、一目が一手。
(創拓社『文芸作品例解 故事ことわざ活用辞典』より引用)
ビジネスの世界でも、こういうことはよくよくありますよね。
なんせ当事者は自分の感情やら思い入れやら、様々な主観を通して事実を見ています。
それでいて、熱くなっている人ほど自分がもう客観的に事実を見れなくなっていることに気づいていなかったりするものですからねぇ。
気をつけてはいるけど、やっぱり一切の主観を排除することなんてできないもの。そうなると、あとは次第に自分がヒートアップしたとしても、それに自分で気づけるかどうか…。まぁ、気づけないことが多い…かもしれないわね…。
いやいや、お前はよ~くヒートアップしてるじゃないか。それにヒステリーだって…。
な、なんですってぇ!!
まぁまぁ。ですから当事者も、ほどよいところで第三者に意見を求めることが効果的、ということですよ。
第三者の人も、聞かれたことに対して客観的で的確な意見を言ってあげられるといいですよね。
これこそ、理想的な仕事の進め方ではないでしょうか。
確かにそうですけど…。第三者に意見を求めるってことは、批評を受けるってことですよね…。ダメだカスだなんて言われたらどうしよう…。嫌だなぁ…。怖いなぁ…。
確かに、人から批判的な意見を受けるのは気持ちのいいことではないでしょう。
しかし、自分の欠点は自分では見られませんからね。
自分だけでアレコレと考えるよりも、ずっと早く、的確な指摘をもらえるかもしれませんよ。
そこは前回の『生兵法は大怪我の元』とも通じますね…。第三者の意見を全く聞かずに1人だけで仕事をして、あとになって大失敗! なんてことがないようにしないと…。
ええ。第三者から客観的な視点で批評されることは、自分の気づいていない改善点に気づけるチャンスでもありますし、あとになって大失敗をしないよう軌道修正できるチャンスでもあります。
一瞬の批判を恐れて1人で仕事を抱えこむより、批判でも何でも素直に受け入れる方が、内容のいい仕事を早く片づけられる結果になるのではないでしょうかね。
なるほど~。第三者に意見を求める…かぁ。一時批判されたって、それにより得るものは多そうだ…。これは是非実践してみないとな!
今回のまとめ!!
熱くなってきたかな? と思ったら、第三者に意見を聞いて、クールダウン!
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