失敗!ビジネス文書劇場 第2回
今回のポイント
今回のケースは社員に向けてのお知らせということで、とくに何が正解ということもないでしょう。
表現の幅は広いですよね。
以下に、色々な文書例を挙げてみました。
社員のみなさま
皆さんも普段から、テレビやニュースなどで「地球温暖化」「温室効果ガス」「クールビズ」などの用語を耳にする機会が多いかと思います。そして「エアコンの設定温度を28℃に」というフレーズもまた、既に耳慣れたものとなっていると思います。
これはもう逆らえない世の流れと言っていいのではないでしょうか。
この暑い時期に皆さんも大変だとは思いますが、各自工夫してこの夏を乗り越えましょう。
開始日は○月×日とします。
皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
社員のみなさま
皆さんにお知らせがあります。
本日、社長より「社内のエアコン設定温度は28℃にしましょう」とのお話がありました。
この度、地球温暖化対策として我が社も「COOL BIZ」を導入するよう、社長よりご指示がありました。
つきましては温室効果ガス削減のため、今後エアコンの設定温度は28℃に統一させていただきます。
種々様々な意見があるとは思いますが、ご了承いただけたら幸いです。
なお、勤務中の服装については「COOL BIZ」に則り、快適に仕事ができる服装を各自にて心がけるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
○○年 ×月 吉日
社員の皆様
地球温暖化対策の一環として、我が社も館内温度を28℃に設定する事となりました。
賛否両論あるとは思いますが、社内での過ごし方を各自工夫していただきたいと思います。
工夫を凝らすことにより、新たなビジネスが生まれてくるかもしれません。
地球だけでなく、自分たちや会社にとってもプラスになるのだと考え、快適な職場空間を作っていきましょう。
いかがだったでしょうか。
こういったお知らせメールの場合はお固い文章よりも、少し下手に出る気持ちで、語りかけるような文章の方が受けがいいかもしれませんね。
では最後に、小言流の文書例をご紹介いたしましょう。
館内温度設定を現在の27℃から28℃に引き上げます。ちょっと暑く感じる人もいるかもしれません。「地球温暖化対策」「省エネ」のため、ちょっと我慢してください。 デジセン商事の企業義務のために。
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